同じ人材業界で働き、ラグビーという共通項で繋がった香水と本徳。
2人がどういうポリシーで仕事をしているのか。なぜラガーマンのための人材紹介をしているのか。
「ラガキャリは仕事に本気で打ち込みたいと考えているラガーマンのためにあります。」
そんな2人の想いが伝わるインタビューになっています。
互いの仕事に対する姿勢に共感
香水 | 僕が今している仕事の話からしようと思います。 今やっている仕事は、体育会のラグビー部の学生さんやラグビー経験のある社会人の方と企業とのマッチング事業と、中古マンションをリノベーションですね。 全然違う事業をやっているように見えるとは思うんですが、「お客様が喜んでくれる仕事がしたい」という軸を突き詰めていった結果この2つの事業をやっています。 今後、本徳君と一緒に力を入れてやっていこうと考えているのは中途採用。 なんとなく就活して自己実現ができない会社に就職して悩んでいる。今もう1回リトライしたいと考えている元ラグビー部の子たちの選択肢を増やしてあげたいと思っています。 |
本徳 | 僕は20代から30代の若手の転職支援、プラス製造業の企業様に外国の技術者を紹介をする仕事の2つ。それに加えて香水さんとラガキャリをしています。 香水さんに連絡したのはいつでしたっけ?1年半前くらい? |
香水 | もう少し前かな?コロナが流行ってすぐくらいです。 |
本徳 | その時ですね。香水さんのFacebookの投稿に返信させていただきました。 |
香水 | 元々共通の知り合いがたくさんいてね。 |
本徳 | その連絡をきっかけに面と向かって初めてお話をさせていただいた。その時に香水さんがやっておられることに対してすごく共感を得て、僕も何かできないかという意欲がすごく湧いてきたなと思ったんですよね。それから香水さんと一緒にラガキャリをやることになり、もう2年ぐらい経とうとしています。 |
責任を持って踏み込むから、本音を引き出し変化を手伝うことができる
香水 | 私の仕事のポリシーは、求職者の人生に責任を持って踏み込んでいくことです。 ただ情報提供して、就職が決まったら紹介料をいただきます。ありがとうございました。というような仕事をするくらいだったらこの仕事をしないほうがマシだと思っています。 「ラグビーをやっていた経験が活かせない。」「もっとできるはずなのに。」と、僕が20代前半ぐらいで感じていたことを感じてる子がいる。僕自身ラグビーをやっていたというバックグラウンドがあり、社会人として20年キャリアを積んできた今、そんな彼らのモヤモヤを取っ払ってあげることが僕の役目だと思います。 もっとできると思ってたけど今できない理由はなんだろうかと、1人の求職者に時間をかけてあげることで、彼が安心して働ける環境を作ってあげることができると思っています。もちろん本人が変わらないといけない部分はやっぱり変わらないといけないので、そこまでちゃんと踏み込んでアドバイスをしてあげたいです。 僕は君の人生に責任を持って踏み込むからねっていうことに対して、同じラグビー経験のあるこの人になら踏み込んでもらっても良いかなと思ってもらうこと。そう思ってもらえるかは僕のパフォーマンス次第だと思います。 自分が役に立ってあげたいと感じた人のために、時間と命を使いたいです。 |
本徳 | 僕もやっぱり踏み込んでしっかり変化を手伝ってあげることです。そこは香水さんと共通してやりたいなと思ってる部分ですね。ほんとに深く、求職、転職したいって思ってる子に関わっていて感じることは、本人が気づいてない本当の自分って絶対持ってるはずだということです。 だからこそ、その子が「本当は自分、こういうことがしたいんです。」と言えるようになるまでしっかり踏み込んで行って、気づきを与えてあげられるようなサポートをしたいと思っています。マインドを引き出してあげて、新しい人生のスタートを切っていってもらうような、そんなサポートがしたいです。 |
香水 | 結局僕も本徳くんも大事にしたいのは、自分がこの子をなんとかしてあげたいって思ってる気持ち。サポートした子の就職が決まってから半年経って、1年経って、今めっちゃ頑張ってますよって言われるのがこの仕事の1番のやりがいだと感じています。特にポリシーを大事にして出た成果は、ものすごくやりがいを感じます。 |
ラグビーを経験してきて、社会人になってよかったと思ったこと
香水 | 一つ目は、ラグビーというキーワードで、人の繋がりが津々浦々に広がっていくことです。 こんなに人と繋がりやすいバックグラウンドっていうのは他に絶対ないと思っています。 ラグビー繋がりで仲良くなった方は、もちろん仕事の相談をいただいたりすることもありがたいなとも思いますが、そうじゃなかったとしても、その人との関係性がどんどん濃くなっていく。 |
本徳 | 「誰々知ってる?」から始まって、連鎖していくように話が広がっていきますよね。 他のスポーツにはない繋がりを本当に感じます。 |
香水 | 二つ目は、仕事のしんどさに対するストレス耐性があることです。 もちろん精神的に追い詰められることもあれば、胸を締め付けられるような嫌な思いをすることもあります。けど仕事のしんどさは痛みを伴わないので、ラグビーの辛さを経験している人は「痛くないやん。」「いつか終わるやん。」と、良い意味で気持ちを逃す術を知っていると感じます。 |
本徳 | 永遠に走ってたことに比べれば。 |
香水 | 当然仕事からは逃げはしないんですけど、気持ちを逃がすことはできます。 ラグビーに比べると、野球とかサッカーとかはあまり痛みを伴わないと思います。私たちは40分間痛みを伴い続けないといけない。そういうのに比べると、仕事のしんどさは感じにくいです。逃がすというか、立ち向かいながらも自分の気持ちをコントロールができるのはラグビーのおかげかもしれません。 |
やりたいことが見つからない、働きたい仕事がない学生に向けて
香水 | やりたいことを見つけようっていうこと自体が間違っていると思います。 自分は多分これがやりたいんだろうなっていう風に、自分をどれだけ思い込ませられるかだけの話です。 僕自身も、「これが自分のやりたいことなんだ。」と自分に暗示をかけながらやっています。 考え方を変えた方がいいなと思ってて。 最初からラグビーをやりたいと思って入ってきてる人だってまずいないです。 親や兄弟、友人に誘われて、そこからラグビーが面白くなって、やりたいことに変わっていって。ラグビーを始めたきっかけだってそんなものなんですよね。 物事を始めるときに、最初からそれがやりたいっていうことを、自分の中で確定してから始めることなんて、実はほとんどないんじゃないかなと思います。 |
本徳 | そうですね。 |
香水 | 要は不確実なことに仕事って向き合っていかないといけないんです。 1から100まで全て仕事の内容を把握できた状態で就職決定できるわけではなく、仕事に興味があっても、嫌いなタイプの上司がつくかもしれません。それだけでその会社の仕事は嫌になると思います。仕事は確実なことばっかりなので、それがやりたい仕事だと思っていても、イメージが違いましたというゴールが待ってるような気がします。 やりたいことが見つからないことは恥ずかしいことではない。 僕が絶対的に言えることは、結局、人と仕事するということです。こんな社会人になりたいなと思える人が見つかったらそこに飛び込んでみてください。 |
本徳 | 僕はこの一言だけです。 今の自分の現在地の置かれている状況のことを、目の前にあることを、まずやりましょう。 全力で仕事に取り組んでいたら、その姿を見て周りが、あなたの得意なことや向いていることを見つけてくれるんです。自問自答で何がしたいのかを探していても、結局自分と向き合えてないと、答えは一生見つからないかなと思います。 何をしたらいいかわからないときに、今できることと言えば、現在地にある何かを全力で取り組むことです。 |
香水 | まず一つは、自分たちが今までラグビーというスポーツに向き合ってきたことは、自分たちが思ってる以上に価値があることだと言いたいです。 ラグビーを通じて、人とのつながりの尊さだとか、気持ちの強さを手に入れることができています。 そして私たちはラグビーという競技をしてきたことで、今世の中の人たちが大変だと思っていることに対してとても強いです。だから安心して社会に飛び出して欲しいと思っています。 ラグビーはコンタクトを伴う痛みを伴うスポーツであり、体力が必要になります。当然、結果を出すためにはその準備となる練習がすごく多い競技です。要は個の努力がチームの成果になっていくスポーツなので、そんな競技を長いことやってた経験は大きな価値です。 そこはまず学生さんに、自信持っていいんだよと言いたいです。 ラグビーやっていたという自信を持ってください。私、ラグビーしかしていないんですよ。じゃなくて。ラグビーをやっていたのだから大丈夫。と思って欲しいです。 同じ言葉でも語尾を上げて、ポジティブに変換していってもらいたいなというのが一つ目の言いたいことです。 もう1つは、社会に出ることに対してネガティブなイメージ持ってる人が多いと思います。社会はラガーマンに対して意外と暖かいです。 私、ラグビーやってたんですと言ったら、ラグビーやってる子いい子多いよねと言ってくれる人や、私も昔ラグビーやっていたから言ってご飯に連れてってくれる人が世の中には実はいっぱいいます。社会に出たら、ラグビーやっててよかったなと肌で感じてもらえるんじゃないかなと思います。 |
本徳 | 私は1つあるとすれば、ラグビーを頑張ってたっていうことをすごく誇りに思ってほしいです。 ラグビーしかやってきませんでしたではなく、ラグビーを全力でやってましたと。頑張ってた自分を受け止めて、承認してほしいなと思っています。そうすることで、自分の中でそれが自信に変わっていくと思います。 |
香水 | ラガキャリは仕事に本気で打ち込みたいと考えているラガーマンのためにあります。 私たちはラグビーという共通項を元に出会った仲間です。誰よりも深く人生に踏み込んで、あなたの力を引き出し、新しいスタートを切ってもらえるようにサポートしていきます。 ラグビーをやり通した皆さんなら、社会に出てからも活躍していけると私たちは信じています。 今の環境をなんとかしたい。もっと自分の力が発揮できる企業で働きたい。少しでもそういった想いがある方は一度相談しにきてください。 |